居宅介護支援
家で家族と過ごしたい。
年齢 | 70代 |
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性別 | 男性 |
介護度 | 要介護4 |
傷病名 | 急性骨髄性白血病 |
これまでの経緯
奥さんと娘さんとの3人暮らしをされている男性です。畑仕事をしながら、奥さんと娘さんが交代でご本人の毎日のお世話をされています。
ご本人は元々手先が器用な方なので、足元がふらつくようになってきてご自身で家の中に手すりを取り付けておられました。ご家族もお風呂で滑りにくいようにと滑り止めマットを購入したり、転倒しにくいようにと杖を2本用意したりご本人やご家族で対策をとっておられました。
そこへ1年ほど前にご病気が分かり、以来入退院を繰り返されています。入院中に病院の勧めで介護保険を申請され「要介護4」と認定結果がでたことで、支援が開始になりました。
ご本人の希望
ご本人は、
「入院となると長期の治療となるため、家族の顔が見えず寂しい。」
「なるべく家で過ごしたい」
との希望がありました。
しかし、ご家族はご病気の加減で発熱時や体調急変時はどうすればよいかと心配が尽きないご様子でした。
支援の内容
ご退院時にケアマネージャーの他に訪問看護ステーションにも立ち会っていただき、より具体的な在宅生活支援のお話をしました。ご退院後、訪問看護の定期訪問により細やかな体調の管理、気軽に相談できる体制を整え、まずは在宅療養生活の不安を取り除き、安心して過ごしていただけるように注力しました。
また、ご自身で過ごしやすいように工夫されていたご自宅も、入浴の時に浴槽の出入りやトイレ・浴室内の移動など転倒の危険性のある個所がみられました。
そのため福祉用具事業所にも関わっていただき、ご自宅内の安全を確保することで転倒による事故やケガを予防につなげました。
その後
ご本人は入院治療の予定から通院治療に切り替えられ、現在は家の周囲の散歩もできるようになられました。
また、ケアマネージャーはじめ介護サービス事業所が在宅生活のお手伝いに関わらせていただくようになり、ご家族は日常生活の介護の自信につながったご様子でした。
油断はできませんが、このままご自宅で過ごしていただけるように支援してまいります。